『VRコンテンツ開発ガイド 2018』発売決定
8月28日発売の「VRコンテンツ開発ガイド2018(株式会社エムディエヌコーポレーション出版)」、サウンドデザイン概論について寄稿しております。共著ではありますが初の著書ということでダイレクトに宣伝します。Twitterでは予てからご報告させて頂いておりましたが、今回はVR/ARなど特定のテクノロジーに依存する書き方ではなく、陳腐化しないサウンドデザイン全般の説明をしています。
なお、共著者は株式会社エクシヴィの吉高氏。学生時代にインタラクティブミュージック研究会で出会い、気付けば仕事でも関わるようになっていたオーディオエンジニアの方です。執筆にあたっては私の自宅兼スタジオで終日缶詰め作業を繰り返しました。
何が書かれているのか
「コンテンツに音を付ける」という事象を無声映画の歴史から紐解くアプローチ、遮蔽・回折の原理的な説明、人はどのように音を知覚するのか。そして、現実世界の作法を、UnityやUnreal Engine 4を介してどのようにVR空間に持ち込むか。サウンドだけの専門書ではないのは重々承知しておりますので、なるべく多くの方に「サウンドってこんなに色々考えているのか」と分かって頂けるような内容を目指しています。
『VRコンテンツ開発ガイド 2018』情報公開となりました。私はサウンド編を執筆しています(共著:@TyounanMOTI )。サウンド職以外の方にこそ知っておいて頂きたい"サウンドデザインの基本"、空間音響の根っこの部分を書かせて頂いたつもりです。ご予約お待ちしています! https://t.co/pPDfvbgdnp
— D.Kamiyama (@gula_sound) July 25, 2018
個人的には、3年前からgamebusiness.jpやCGWORLD.jpなど専門媒体で「専門分野のことを分かりやすく書く」という仕事をやって来ています。逆の立場から考えて、自分の専門である音のことをどうしたら他の専門職の方が理解できるか――分かりやすさを重視して文章を構成しています。
Amazonで予約受付中、CEDEC先行販売も
現在はAmazonでご予約頂くのが一番確実かと思います。マルチメディア部門1位、デザイン部門4位と技術書の中では非常に注目を頂いているようです。ありがとうございます。
また、8月22日〜24日、パシフィコ横浜で行われるCEDEC2018での先行販売も予定されているようです。参加予定の皆様におかれましては、是非お手に取って頂けると幸いです。それにしても、いまの私自身はVR開発のトップランナーなどと口が裂けても言えない感が拭えませんが、まだまだ日々研鑽、勉強を続けて参ります。引き続き宜しくお願いいたします。