時間制限ありのゲームコンテスト!Ludum Dare #32に参加しました

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Ludum Dare参加しました

Ludum Dareは、指定されたテーマに沿って制限時間内でゲームを制作するイベントです。Global Game Jamと似ていますが、一番の違いはその後ゲームを相互に評価し合う仕組みがあること。

Ludum Dareには1人で制作を行う「Compo」とチーム戦の「Jam」という2つのルールがあります。

Compo:48時間 / 1人での制作、制作における制限あり
Jam:72時間 / 複数人チームでの制作、割と何をやっても許される

詳しい情報については、下記に@geekdrumsによる日本語訳がされています。

来週末のLudumDareっていうゲームジャム
http://www.kawaz.org/blogs/geekdrums/2013/08/14/516/

チームメンバー紹介

今回はチーム制作の“Jam”で参加したので、最初にイカれたメンバーを紹介します。

@gula_sound:コンポーザー/サウンドデザイナー
@geekdrums:ゲームデザイナー兼プログラマ、彼以外実装が出来ないため作業負担が大きい
@sssuuuggg:札幌在住のデザイナーでSkypeで制作に参加、なんでも描ける
@kensho_Ando:便利屋、サマルトリアの王子的な立ち位置

役割分担や個々の力量を見ても、非常にバランスが良いチームですね。
GGJと違ってチームを事前に組む事が出来るため、このように戦力的に不足のない面子で安心して制作に取り掛かる事が出来ます。
なお、今回のテーマは「An Unconventional Weapon」。意味が分かりません。
直訳すると「慣例に囚われない、自由な武器」という事になります。やはり意味が分かりませんね。

制作したゲームの紹介

スクリーンショット 2015-04-22 1.16.04Kodama – Frail Echoes

姿なき声を聴き、それに呼応するゲームです。説明文は↓の通り。
Oh my god, how can I say this game…?It’s kind of a narrative experience, but I think it’s close to insane art. Kodama means echo in Japanese. Use keyboards, and just… echo.

一応私コンポーザーやってるので、制作した音楽もアップロードしておきます。
流し聴きしながら、引き続き記事を読んで貰えると嬉しいです。

1日目

CUBASEを起動するためのドングルを忘れて家に一度帰ったので、いきなり遅刻しました。朝10時、開口一番geekdrumsから「テーマなんてどうでも良いから、まずは各々の作りたいモノを作ろう!」という一声が。
テーマ無視とは!?とも思いましたが、出来上がってしまえば解釈次第で何とでもこじつけられます。

この一言を皮切りにアイディア出しを行い、夕方頃には企画が何となくまとまるまでに至りました。


ちなみにBGMは初日の夜に90%は完成。調子に乗ってCUBASEでドット絵描きます。
この日は渋谷のシェアオフィスで作業をしていましたが、声優として参加してくれた草野くんに加えて、駄菓子とエナジードリンクをたくさん持ってIchijoさんが遊びに来てくれました!

2日目

作業場所を吉祥寺のピコピコカフェに移し、15時から作業開始。
BGMをブロック再生用に細かく分けて書き出して、ジングルやMEに取り掛かります。
何でも屋Andoがサウンドも手伝ってくれたので、音階のない効果音は彼が担当してくれました。


作業途中にも日本の文化を積極的に世界に発信していたら、外人フォロワーも増えました:-)
JapanのRamenとAmericaのPizzaを交換しようぜ!といった有意義な国際交流が続きます。楽しい。

3日目

3日目は月曜日だったので、全員仕事でした。
会社を定時に上がって作業の続きやろう!なんて事を考えていましたが、現実は非情。

この時点でゲームは骨組みしか完成していない状況で、プログラマのgeekdrumsは徹夜。Skypeの過去ログを折って行くと、@sssggguuuさんも遅くまでグラフィックを描いていた様子です。
(みんな、お疲れ様です…。)

さて、私はと言えば自分に割り振られたタスクはほぼ全て終了していたので、翌日の仕事に備えて普通に寝ました。必ず納期を守る事に定評があるNINE GATES STUDIOです。


「俺のタスクは終わったけどプログラマが瀕死の状態だぜ!」。
そう呟いた1分後に引用RTで咎められた。こわいですね。

まとめ

こうしてできたゲームが「Kodama-Frail echo」です。

これから評価期間に入るため、まだまだLudum Dareは終わりません。
作って終わりではなく「遊ぶ」というフェーズがルールとして設定されているのがGGJと違うところ。
他の方のゲームを遊ぶと「このテーマをこう解釈したのか」「こういう発想のゲームがあるのか」など非常に勉強になります。作って楽しかった!良かった!で終わりではなく、その先が必ず保証されています。

腕試しには最適なイベントだと思いますので、ご興味のある方は是非チェックを。自分もまた機会を見つけて参加したいと思っています。

Ludum Dare official WEB:http://ludumdare.com/compo/
Kodama - Frail Echoes:http://ludumdare.com/compo/ludum-dare-32/?action=preview&uid=25923