僕とXperiaの出会いと別れの物語
2年前に初めて手にしたスマホはSony Xperia AXでした。
2012年の冬頃、新宿の某電気店で購入した記憶があります。
Xperia AX SO-01E http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-01e/
2015年の今でこそガラケー回帰の波も見えますが、当時はスマホ一辺倒の時代。
喜び勇んで家に持ち帰った事を昨日の事のように覚えています。
ちなみに、購入したその日のうちに撮った写真がこちらです。
まあ、独身男性が撮る被写体はラーメンと相場が決まっています。
新宿十味や白味噌。Instagramをはじめて使ったのもこの時でした。何をしても輝いていた時間。
しかし、そんな幸せは1日と続きませんでした。
ある日僕たちに訪れた変化。それは、後に「ホラー落ち」と呼ばれる事になる現象でした。
ソニーの新スマホ「Xperia AX SO-01E」に不具合 勝手に再起動・フリーズ・BoSD http://www.cyber-life.info/archives/20366447.html Xperia AX SO-01E、アプデ後もフリーズ→画面ホラー変色→再起動の不具合が起こっている模様 http://blog.livedoor.jp/yoblo/archives/20475952.html
操作中、突然画面の色がじわりと滲み、そのまま画面がどんどん暗くなって行く現象。
復帰は出来ず、端末が自動で再起動され、また再発する悪夢のようなバグでした。
事態の深刻さを知り、ドコモショップに駆け込んだのはそれから2日後。
店舗で再現が出来たかどうかは覚えていませんが、その場での会話は今でも覚えています。
「初期不良だが、新品と交換しようにも今は在庫がない。機種を変えるか、しばらく待って欲しい。」
各社WEBサイトを比較し、自分なりに悩み抜いて手にしたスマホ。それが僕にとってのXperia。
数日で別の機種に変わるなんて事は考えられなかったし、その当時はこう返答せざるを得ませんでした。
「…分かりました。しばらくこのまま使いながら様子を見ます。」
それから2年以上の月日が流れました。
以来、ドコモショップへは10回以上足を運んだように記憶しています。
「ホラー落ち現象がまだ修正されないようです」「充電が出来なくなりました」
「携帯の挙動が重過ぎます」「また充電が出来ないようなのですが」……
一度、修理に出した事もあります。外観はほぼ新品になりました。
しかし、中身については変わりませんでした。いずれも一般使用の範疇だったかと思います。
余談ですが、充電が出来なくなったというのは、RAMが逼迫したからの様です。
RAMが一杯になると次の動作が受け入れられず、充電さえスルーされてしまう。自分が勝手にバックグラウンドで展開したアプリのせいで電池が切れるというのは、もはやスマホの自殺に他なりません。
RAMクリアのアプリは、勿論入れていたのですが。
同様の症状が改善する見込みはなく、修理に出しても改善されず。
そして2015年1月、購入から2年2ヶ月、ついにこの時が訪れました。
この感覚がXPERIA、最終章 pic.twitter.com/KR144ZoLmD
— D.Kamiyama (@gula_sound) January 15, 2015
別れはあまりにも突然でした。
今回2度目の修理に出そうと決意をしたのは、ホラー落ち現象が2年経った今再発した事がきっかけです。
学生だった僕も今では社会人。駆け込むドコモショップも、駅前ではなく会社の近所になりました。
なんの説明もないまま、上記のメールを受け取った翌日。
足取り重く向かったドコモショップで、修理に出す前はかろうじて使えていたスマホが「全損」であると告げられました。ゼンソン。なんて不吉な響きなのでしょうか。
その後僕は帰り道を引き返し職場に戻り、23時まで残業をしました。
それから5日経ち、時刻は現在、1月20日の1時30分です。
今は突然の別れに呆然としながら、借りている代替機を使ってその場しのぎをしています。
恐らく例年通りのスケジュールであれば、秋にはiPhone 6Sが出るのでしょう。
5000円払って新品と交換し、半年はだましだまし使うか(個人的には当初に初期不良で交換の話が出ていたのだから、今更有償になるのはショックですが)、それとも今の段階ではiPhoneなどに機種変更をするか、まだ今後は決まっていません。
この期に及んでドコモショップの対応を糾弾したり、クレームを言うつもりはありません。
ただ、皆には知っておいて欲しい。
壊れかけの身体で激動の時代を生き抜いた、Xperiaがあったことを。